本日TS3の非営利ライセンスの新規発行が終了している事を知った。
軽く調べただけでは具体的にいつ終了したのかは分からなかったが、結構大きな衝撃を受けた。
ひとまず既に取得済みのライセンスは、従来通りサーバーの稼働状態などの要件を満たせていれば自動的に更新される様である。
しかし公式のアナウンスやフォーラムの書き込みを見るに、新規発行のみならず再発行も行っていない様にみえる為、ライセンス取得時に登録した内容に変更がある場合に更新できない可能性を感じる。
グローバルIP、独自ドメインの変更や住所などの変更が今後あった場合サポートに問い合わせてもダメかもしれない。
正直なところ我がクランGTBの現状のアクティブを考えれば何の問題もないが、物寂しさを感じる。
かつて数多くのクランやギルド、サークルと言ったゲーマーの集まりが使用したTeamSpeak 3の終わりを強く感じてしまう。
今や無料で且つサーバー管理の煩雑さも少なく、テキストチャットとボイスチャットを両立するDiscordに圧倒されており、多くのゲーマーにとって過去の遺物と化してしまった。
TS3がDiscordに勝る点は色々あるが多くのユーザーには分かり辛い部分が多く、一方のDiscord見た目の分かりやすさを考えればTS3にもはや勝機はなさそうだ。
TS3を使ったことのある人でもほとんどの人が知らなそうな便利機能と言えば、ファイルサーバー的な機能だ。Discordにある同様の機能は容量の制限が厳しく、大き目の画像でもすぐに制限がかかる。
その点TS3の方はサーバー側が設定していない限り制限が基本的にない。数GBのファイルも共有できる。
Discordでは課金しないと向上しない音質もTS3なら初めから高いレベルだし、ソフトウェアの動作の軽さもTS3の方が優れている。
また入退室も把握しやすく、チャンネル毎の権限管理も多彩だ。
ただDiscordと違いサーバーに接続するまでボイスチャンネルに誰かいるか把握できないし、独立したテキストチャンネルを持たない為に掲示板的な運用が出来ない。
要するにDiscordはSkypeの上位互換であるのに対し、TS3は完全純粋なボイスチャットツールだったわけだ。
もともと覇権を取っていたSkypeの上位互換たるDiscordがゲーマーの世界のスタンダードになるのはある意味当然というわけだ。
終わりゆくTS3だが非営利ライセンス(NPL)を取得済みの私は今もっているこれを大事に使っていこうと思う