WoTASIAサーバーの人口減少について個人的な見解

しまりの無い長いタイトルになったが文才がないのはいつものこと。

今日は突然ながらWoTの人口減少について考えようと思う。

(※実際の数値等を使った細かい分析ではなく、単純な私個人の考えを書いただけです。)

私はアジアサーバーをメインに活動しているので、タイトルにある通り今回書くのは当然アジア鯖の人口減少についてになる。

まずアジアサーバーの現状について私の認識を書く
・日々増える他のゲームへの流出
・新規加入者数の伸び悩み
・集団戦を機軸としたコミュニティーの限界集落化
・運営とプレイヤー側との意識の乖離

【人口流出】

※個人の見解です

そもそも、このWorld of Tanksというゲームは万人受けするゲームではない。

これは別に戦車だからとかそういう事ではなく、単純にゲーム性が結構難しいのだ。

難しいと書くと、あたかもWoTができる人がスゴイかの様な言い回しに聞こえるかも知れないが、正直な所このゲームは馬鹿には一生かかっても遊べないゲームだといえる。

WoTをできても凄くは無いが、このゲームが致命的に下手な人は何かしら問題があるといえる。

まぁそんな事はどうでもよくて、要するに誰もが気軽に始めて気軽に楽しめるゲームではないのだ。

このゲームがもつ魅力は他のゲームには無いものだが、その魅力によって敷居が高いというデメリットも生んでいる。

しかし2年前、いや3年前はなんの問題もなかった。

ゲームに馴染めず、下手過ぎて辞める人と新たにこのゲームを始める人のバランスが取れていたのだ。

このゲームの面白い特性としてWoTに馴染んで上達すればする程、WoTをやめる確率が下がるという点だ。

もちろん統計をとったわけでは無いが、2013年から5年プレイし続けてきた私はそう感じる。(その点成長も頭打ちになった私が5年もWoTしてるのはある意味異常かもしれない)

だから上位層はある程度の質を保ったまま非常に緩やかに循環し、逆に下位層は割と速いペースで循環する。

その循環する下位のなかから一定の量が上位層に上がっていき上位層は常にそれなりの数と質で保たれる。

新規勢が十分居るので下位層は上位層よりずっと大きく、下から上に向かって常にある程度の人数が上がっていきピラミッドを形成する。

この状態ならゲームは非常に健全といえる。

ところがここ最近特に今年に入ってからは人の流出が顕著だ。

正確にはもっと前から流出は始まっていたし、運営が対処すべき問題はかなり前からプレイヤー達の間では周知されていた。

ところが運営がそれらの問題を無視し、対処を怠った上プレイヤーの神経を逆撫でするような行動をした結果、今のアジアサーバーの現状がある。

自走砲や談合問題、マッチング不備、マップの改悪、車両性能の崩壊等どれも早急に対処していればよかった問題を運営がことごとく黙殺した結果だ。

本来であればそうそうWoTから離れる事はなかったはずの上位層の多くが愛想を尽かして出て行ったのだ。

ピラミッドの上部が壊れても下が大丈夫ならそれで良いとでも運営は思ったのかもしれないが、アジアサーバーの人口ピラミッドの崩壊はそこから始まったと言える。

 

【新規加入者数の伸び悩み】

伸び悩みというより新規加入者の減少と言った方が正しいかもしれない。

WoTは初心者に非常に不親切なゲームだ。

これは別にゲームシステムが難しいとかの問題ではなく、新たにこのゲームを始めるプレイヤーにシステムやルールを教える気が運営にはまったく無いのだ。

じゃあ定着したプレイヤーはどうやっていたか、基本的には数をこなして体で覚える。

まるで堅物揃いの職人の世界みたいだ。

他人の動きを見て真似し、失敗した点を振り返って修正し、ただひたすらに回数をこなして経験を蓄積していく。

これがWoTの上達法だった。

しかしこれは問題だらけである。

そもそも一回に15vs15の計30人が1つの戦場に居るわけだ。

1/15の影響力には限界がある上、戦場においてのそれぞれの影響力はその力量によって変わる。

更に言えば自身と同じレベルの人間が敵味方にどれだけ居るかで戦いやすさが変わる

ユニカム3人プラが居るチームvs真っ赤レートチームの試合など見るまでもなく試合の結果が想像できる。

逆にユニカムがそれぞれ1人づつで残りが全部真っ赤の試合ならどちらが勝つかはそれぞれのユニカムの能力差と、その他大勢の真っ赤たちの中での力量差で決まる。

普通始めたばかりの初心者はレートで言うと赤レートだ。

つまり初心者が色々試行錯誤して自身の力量の上達を計るためには回りに自分とさしてレベルの違わないプレイヤーが多く居る事が必要不可欠なのだ。

周りに自分よりずっと上のプレイヤーが多すぎれば自分の影響できる範囲はとても小さくなるし、逆に回りが余りにも下手すぎるとセオリーもクソもなく練習にすらならない。

初心者が自身の上達を楽しみつつゲームを持続的にプレイするには回りに同格レートが一杯居て、時折格上レートに殴られしょんぼりしつつ同じくらいの頻度で格下を殴ってドヤ顔してストレス発散するのが一番良い環境だといえる。

だがこのゲームのマッチングシステムは致命的な欠陥まみれでおまけにマップは偏りまくりだ。

初心者はどうすることもできない状況でただひたすらに殴られ続けゲームへの興味を失う。

興味を失ったプレイヤーの末路は二通り。

1つはゲームをやめる。そして2つ目は何の向上心もなしにダラダラとゲーム続ける事だ。

正しくは向上心を強く持っていたプレイヤーは嫌気がさして辞め、向上心の非常に薄いプライヤーだけが残ったという感じかもしれない。

現在のアジアサーバーはこの向上心の欠片も無いプレイヤーで大多数が構成されている。

ここに仮にやる気のあるプレイヤーが参入しても周りのあまりの悲惨な状態にすぐに嫌気がさしてWoTから出て行く。

新たな風が吹かなくなった世界はゆっくりと終焉へと向かい今に至る。

ピラミッドの上位層が崩れていくのを補修するはずの下位層が肥溜め状態なのでそこから上に上がってくる人は殆ど居ない。

上位は段々と先細りになり、WoTのコンテンツとしての魅力を牽引するはずのスタープレイヤーが減っていく。

コンテンツとしての魅力が減り新規も減る。

完全な悪循環である。

 

【集団戦を機軸としたコミュニティーの限界集落化】

これについては間違いなくそれぞれが今立っている立ち位置によって意見が大きく異なると思うし、余計な波風立たせない為にあえて書かない。

まぁもう一個人が何かをぼやいた所でどうにかなるような状態では無いので、なる様にしかならないだろう。

 

【運営とプレイヤー側との意識の乖離】

恐らく、いや間違いなくあらゆる諸悪の元凶はここにある。

かつてはプレイヤーの意見に耳を傾けた運営も同時接続数で記録的な数字を出すなどの成功体験を経てすっかり傲慢な態度になってしまった。

運営が危機感を持って変えていけばまだ蘇生の余地はあると思う。

私はこのゲームのサービスが終るまでこの世界にいるつもりなので最後まで事の顛末を見ていきたい

 

 

 

 

 

自宅庭にて猫収穫と出荷(三日間の飼い猫)

先日ある強く雨の降る日に子猫を収穫した。

なぜ収穫というのか、それは子猫がどこからとも無く降って湧いたからである。

親猫の姿はなく、そもそもまだ親猫からミルクを貰って育つレベルの小さい子猫が一匹で居るのはいささか不自然であった。

始まりは9月26日の朝、唐突に子猫の親猫を呼ぶ鳴き声が玄関前の竹薮から聞こえ出した。

早朝から夜8時頃までずっと「ミャァミャァミャァ」と鳴いて親を呼んでいるのに親猫の気配はない。

当初は煩いなぁくらいにしか思って居なかった私だが流石に一日中ほったらかしで現れぬ親猫に疑問を感じたし、雨足はどんどん強まってこのままでは凍えて死んでしまうのは言うまでもなく、見殺しにするのも嫌で私は懐中電灯片手に雨の中捜索を開始した。

強い雨の中の捜索は既に辺りが暗くなっているのも相まって難航するかに思えた。

しかし意外なことに此方の声や口笛に子猫は反応し、自分から此方の方に近づこうと竹薮の中を移動しだした。

鳴き声やガサゴソという移動する音を頼りに懐中電灯の明かりを向けると予想よりも幼い子猫の顔が竹薮の中に見えた。

そこからは割りとすんなり行った。

子猫は私を見ると自ら此方に出てきた。母がダンボールとタオルを持ってくる間うろちょろする子猫をどうしたものかと見ていた。

野良であっても捨て猫であってもどちらにしろダニ・ノミや何かしらの病気を持っている可能性があり迂闊に触れない。

何より、私は猫を触ったことが無い。

思案する私の前で子猫がUターンするそぶりを見せた。

「おいおいおい、ちょっと待てぃ」

と声をかけても通じるわけもなく、しかしみすみす竹薮の中に戻られても困る。

仕方ないので持っていた懐中電灯で子猫の進路を塞ぐと今度はこっちに寄ってきた。

そこへ母が到着。無事に確保した。

確保してから軽く検索して子猫に対する対処を調べた。

調べながら濡れていたの子猫の体をタオルで拭き、ドライヤーを遠めに当てて乾かした。

恐らくまる一日鳴き続けていたので腹が減っているだろうと脱脂粉乳の類を飲ませた。

(「牛乳は与えるな」とする記事が散見された為通常の牛乳は避けた)

その日はそれで良しとする予定だったが、想像以上に子猫の登坂力が高くダンボールをよじ登って出てきてしまう。

色々大き目のダンボールを組み合わせて壁を高くしても簡単に出てくる。

しょうがないのでダンボールの上にダンボールを被せて蓋をする感じで解決する事にした。

蓋をした事をもしかすると猫好きの人なんかに怒られるかもしれないが、うちでは猫や犬といった獣を室内に放す事は厳禁である。

アレルギーの問題や家具や置いてある物の問題もあるし、LANケーブル等のコードも多数あり、更には地下室から屋根裏まで4階の高さがある為階段も多い。

そんな我が家内に小さい子猫がうろうろして何かをかじったり、或いは階段から落ちたり、はたまた気付かず踏んでしまったりするとまずいのでダンボールの中に居てもらわなきゃ困るわけだ。

それに外には大型犬、家の中には中型のインコ(というよりオウムって言った方がしっくりくる)を飼っているのでうろうろされるのはやはり困る。

そんなこんなで後は暇なときに見える範囲で廊下を歩かせて遊ばせたりして適当に運動させた。

思ったより人間が好きな様で私が歩くと後ろを付いてくる。私は「犬派?猫派?どっち?」と質問してきたら相手の顔を叩いて「馬鹿者!鳥派に決まっているだろ。選択肢が足らん」というタイプで猫に興味は無かったが、後ろを追いかけてくる様はなかなかに可愛らしかった。

そうやって二日が過ぎたが、問題があった。

うちでは先述のとおり、猫を室内で自由にしておくことはできない。

つまり猫を飼うのは難しいのだ。

飼ってくれる人はいないかと母が知り合いを回ったがなかなかみつからない。

困ったねぇ~なんて話していると本日9月28日に変化が起こった。

親猫の声である。

子猫の呼ぶ声に答える猫の声があったのだ。

そこで母は子猫を外に出してみる事にした。

もし親猫が現れたなら回収しに来るはずだ。

ところが外に出しても子猫はこちらに寄って来てしまう。

これでは親猫が出てこないという事で子猫をすこし遠くにおいて隠れて様子を見ることにした。

結論を書くと、子猫はフラフラと歩き出し道路に近づいた。

車に轢かれたりしたら困ると思っていたところへ近所のおばさんが登場。

子猫だ!とすぐにちょっとした騒ぎになり周囲の人が集まってなにやらワイワイ騒ぎ出した。

とりあえず拾われたみたいだしこれはこれで良いか。なんて思いつつ家にもどって任務終了。

最終的に誰に貰われたのかは分からない。もしかすると人々が騒いでる所に私と母が聞いた鳴き声の主、つまり親猫が現れて子猫を回収していったのかもしれない。

真相はわからないがとにかく子猫はダンボールの中に閉じ込められる事も無くなったし、うちとしても変に懐き過ぎて手放し辛くなる前によそに引き取って欲しかったので一件落着というわけだ。

猫を見つけたのを「収穫」としたので、手放したのを「出荷」と表現することにした。

いつの日かこの時のことが気になる日が来るかも知れないのでここに記しておく。

 

TS3サーバーと非営利ライセンス

注意:現在、TS3の非営利ライセンス(NPL)は新規発行及び再発行されていません。
これによりこの記事は過去の情報であり現在は無意味です。
尚既にNPLを取得している場合、サーバーがアクティブである限りNPLの期限はこれまで通り更新されます。
取得済みのサーバー管理者はNPLを失わない様にサーバーの保守に努めましょう。
(2023/02/15追記)

 

 

特に理由はないけれど、TeamSpeak3サーバーを立てた時の事とTS3の非営利ライセンスを取得した時の事を記しておこうと思う(3年近く前のことなので記憶を頼りに書く)

※あくまでも経験等を踏まえた個人の見解であり、その内容の保障はできない事を先に確認願いたい

我がクランGTBは通話ツールにTS3を採用している。

World of Tanksの日本人、いや海外のクランも最近はDiscordを採用しているのにGTBがどうしてTS3を採用しているのかは以下の点が理由である。
※あくまでも経験等を踏まえた個人の見解であり、その内容の保障はできない事を先に確認願いたい(n回目)

1、タイムラグの少なさ

このラグの理由は幾つかあると思う。
Discordサーバーその形式上必ずしも自分に近い位置にサーバーが位置しているとは限らない。要するにDiscordで今サーバーを立てようとすると大抵は東京か香港を選ぶことになるのだがここに誰もが近いわけではない。
この点TS3サーバーを自宅のサーバー機で立てていれば自身との距離は限りなくゼロであるし、自身の回線のレベルが高ければ全体的に早くなる。またそもそもDiscordとTS3では処理の問題で初めから差がある様に感じる

2、安定性

Discordの場合Discord運営が用意したサーバー機を間借りし、そこに個人サーバーが立てられ大量のユーザーが使用する為混雑時間帯は不安定であったりサーバー機に負荷がかかり過ぎるとたくさんのサーバーが一斉に落ちるなど、サーバーを管理する一個人レベルでは対応のしようが無いトラブルも起こる。
これもTS3を自宅のサーバー機で立てれば何の問題もない。強いて言うなら自宅が停電した時は止まってしまうくらいのものだが、これはサーバー停止の理由が一目瞭然で実に状況把握と対策がしやすい。これが自らのあずかり知らぬサーバー機でトラブルが起こるDiscordだと状況把握も一苦労だ

3、動作の軽さ

単純だ。Discordは正直に言って負荷が高い。もちろんSkypeとかいうのに比べたら千倍いいのだが、TS3と比べた時PCへの負荷が高いのが気になる。もちろんゲーミング用に組んだPCなら基本的に気にするレベルでは無いのだが、回線の帯域も食っているし貧弱なPCでプレイする人が一定数居るWoTでは動作は軽いに越した事は無い。

4、情報の機密性

これについては正直場合によるとも言える。Discordはその性質上一度入ったサーバーは記録され自由にテキストチャンネルを閲覧したり、ボイスチャンネルに参加できる。もちろん権限を細かく設定すれば1回参加しただけの部外者が重要な会議に紛れ込んだりはしないが、 私的に隠しチャンネルだらけにもしたく無いし、かといって猫も杓子も入れては困る。
この点TS3はある意味やたらと機密性が高い。これがデメリットになる場面も多々あるが、私としてはこれくらいで丁度いいと思っている。

5、聞き専の問題

実はこれは結構重要だったりする。TS3は1つのボイスチャット部屋に1つのテキストチャットが付随する。音声にしてもテキストチャットにしてもどちらもその一部屋だけで完結する。
この為聞き専の人はその部屋の人たちとの会話をテキストを使って気兼ねなく楽しめる。
しかし、Discordの場合はボイスチャンネルとテキストチャンネルがそれぞれ独立して存在している為、聞き専の人がボイスチャットに参加しながらテキストチャットを使ってコミュニケーションをとるのが非常に面倒になる。
この問題の解決策として大抵のクランは聞き専の為のテキストチャンネルを用意しているが、その場限りの会話が永遠にログに残るのはいささか会話し辛い。
さらに複数のボイスチャンネルにそれぞれ聞き専が参加している場合、聞き専用のテキストチャンネルのログがどんどん流れ、会話に支障が出ることは容易に想像できる。
また、先に述べた通り一度でも参加したことがある人は権限で隠されていないチャンネルは自由に閲覧できる為、外部の人に聞き専用のテキストチャンネルに書かれたプライベートな会話が公開されてしまう。
全てをクローズドにすれば公開は避けられるが、Discordの利点であるURLを1つ渡せば簡単に招待できるという交流の敷居の低さを損なってしまう。実際WoTにおいて他のクランの人が参加するときにDiscordの利点が遺憾なく発揮されるわけだが、聞き専問題はここにマイナスの影響を及ぼしていると感じる。

 

ここまでTS3を採用する理由を述べてきたがTS3にはDiscord以上の問題がある。

上に述べた内容に「自宅のサーバー機」というワードが登場するが、一般的な家庭にサーバー機は当然無い。さらに言うと安定したサーバー設置の為には以下の様な問題がある

・回線関係の問題「固定グローバルIP、ポート開放、安定高速回線」

・そもそもサーバー機が高価である。安いものでも2、30万はする

・サーバー機の汎用性の問題。サーバー機はその名の通りサーバーに最適化されたPCであり、通常のPCの様な使い方はそもそも想定していない。

・電気代。サーバー専用に構成されたサーバー機を使えば低電力消費は当たり前に対策が施されているが、使わなくなった旧PC等で代用していると年間でバカにならなかったりする

・サーバー機のOS問題。Windowsのサーバー用OSはバカみたいに高くサポート期間も短い。正直個人で使うサーバーには不釣合いだ。となると使うのはLinuxになるわけだが、こいつはWindowsみたいに初心者にやさしくは無い。(使いこなせば動作も軽く、できることも多いので面白いが敷居が高い)

・場所の問題。サーバー機を置く場所の確保。要するにPC周りにPCのケースが2個になるのだからそれなりに邪魔。

・メンテナンス。定期的に掃除したり動かしているサーバーソフトのアップデート等メンテしないといけない

ざっくり書いたが「サーバー機」1つとってもこれだけ問題がある。更にTS3の問題として「ライセンス」がある

TS3のPC版は無料のソフトであり、サーバー用もクライアント用も誰でも利用できる。

しかしながら初期状態のTS3サーバーは32人までしか同時に接続できないという制限がある。

小規模な友人同士の集まりなら問題はないがクラン単位の大きさになるとこれでは少なすぎる。

この問題を克服するのに必要なのが「ライセンス」である。

TS3のライセンスには2つあり

「非営利ライセンス」と「営利ライセンス」である

前者は商業と無関係の個人の集まり等の為のもの、後者は企業等の商業用のライセンスだ。

クランというものは儲けを狙っていない、営利目的で無いので「非営利ライセンス」取得を狙う。

しかし、この「非営利ライセンス」の条件は結構めんどくさい。

1、営利目的でない事

2、ライセンス取得を目指す組織が独自ドメインを使用したホームページを有している事

3、ホームページに使用している独自ドメインと同じドメインを含むメールアドレスを取得している事

4、ホームページに広告が表示されていない事(アフィリエイト等は金銭が発生する為営利目的に当たる)

5、TS3のライセンスを必要とする理由が十分であること(個人的にここが不明瞭だと審査通らない)

6、TS3サーバーを動かすサーバー機が固定グローバルIPであること

ざっと書くとこんな感じ。因みにライセンス取得後に違反が見つかった場合、IPごとサーバーがBANされるのでけっこうやばい

見ただけでもめんどくさいのが分かるとおもうが、かかる金銭コストもなかなかハードルが高い

まず、サーバー機・固定グローバルIP・独自ドメインメールアドレスの三要素を満たそうと思ったらまず大抵はレンタルサーバーが必要になる。

固定グローバルIPとサーバー機の問題はお金があれば解決できるが、独自ドメインのメールサーバーと言うのはセキュリティ上のリスクが大きく、個人で作って運用するのはハードルが高い。

また、独自ドメインというのは取得にお金がかかる。大抵は1年か2年毎の更新だ。

私の場合ちょっと無駄があるが以下の様な状態で運用している
・ホームページ・・・レンタルサーバーを使用して開設 レンタルサーバー代=2万円/1年
・独自ドメインメール・・・上記レンタルサーバーに付属するメールサーバーを使用
・独自ドメイン・・・GTB専用のドメインを作成 ドメイン更新代=2千円/2年
・TS3サーバー・・・自宅自室にあるサーバー機を使用

因みにサーバー機は元値20万強が型落ちで16万まで下がったものを決算や在庫整理の都合で超特売2万円で売っていたものを購入した。非常にお得である。

メールサーバーを自身で作成し安全に運用できる知識と能力があるなら全部個人のサーバー機で完結すれば費用はサーバー機購入代金と年間のドメイン代だけで済む。
※ただし、セキュリティレベルの低いメールサーバーは何かしらの犯罪の踏み台にされることが多々あるので十分な知識が必要。更にメールサーバーの為に自宅のインターネットのポートをいくつも開放する事になるが、これも外部からの攻撃を受けるリスクを増やすので注意して欲しい。

長くなったので最後に言っておきたいことがある。

金が有るなら結局は全部なんとかなるし、Discordよりも使い勝手が良い。ライセンス取得のコツは非営利ライセンスが必要な理由の項目に「TS3が我々には必要。これが無いとゲームにならないし、生きていけない」って書くこと。

実際その時はライセンス取得困難といわれてた時期だったのに、これ書いたら一発で受理された