表題の通りPC故障について保証手続き等がひと段落したので記事にします。
これから記す一連の記事は
AMD Ryzen 7 9800X3D
ASRock b650e steel legend
この二つの製品を中心とした内容です。
予定では
第一章:今回の記事の執筆動機と全体で何を記すかの説明
第二章:PCの構成と購入の経緯、運用について
第三章:(本記事)不具合の発生当時の対処その詳細
第四章:AMD RMA手続きについて
第五章:世界的に発生中の問題とメーカーの対応
第六章:PCパーツ購入に際しての警告
全六章構成の予定です。
これ以降の章は必要になれば付け足すかもしれません。
複数章に分ける事で、一章当たりの文章量を減らして読みやすくしようと考えています。
内容が細かく断続的でまとまりがない為、不具合の発生の項目は時系列順に、また可能な限り完結に書く様に努力します。
不具合の発生当時に書いた記事1と記事2があります。こちらの方が細かいので気になる方は目を通してください。
2025/6/10
朝、外出の為通常通りシャットダウン
昼に帰宅。PCの電源ボタンを押すも起動せず
数回の電源ONOFFを試みる
数回の試行後に起動成功
症状の詳細
電源スイッチを押すと、ケース内LED、ケースFAN、CPUクーラーFAN、GPUのFAN及びLED、すべて稼働。
Q-LEDインジケーターはCPU→DRAM→VGA→と進むがBootで点灯したままになる
画面出力には何も来ずメーカーロゴも出ずBIOSにたどり着く事もできない。
PSUのスイッチをON、OFFした後数回電源投入した所、Q-LEDインジケーターはBootで止まらず進み、無事起動。しかし原因不明
2025/6/11
海外Redditで話題になっているASRockマザーとAMD 9000番のCPUとの相性問題の件を確認
最新Biosにアップデートする事で不具合が解消するというASRockのX(旧ツイッター)での発言も確認し、Biosアップデートを行う
試したBiosは初期の3.15、3.20、3.25、
結局Biosアップデートでは問題は解消しないどころか症状的には悪化
メモリ不具合を疑い別メーカーのメモリを用意
結果、別メモリで起動に成功。この事からメモリ故障とこの時点では信じる事になる。
しかし兄のPC(CPUとマザボが同一構成)にて、故障疑いのメモリをテストすると問題なく起動成功。
メモリは壊れていないが動かない。相性が悪い?混乱が生じる。
Biosを戻したり、CMOSクリアしたり、メモリを1本にしたりスロットを変えたり色々試した。
この日は結局Biosは3.15の初期に戻し、元のメモリのままで起動できる様になり何が何だかわからない結果に。
Memory Context RestoreをOFFにした事が恐らくこの時起動できる様になった理由だと思われる。
しかしこれは応急処置でしかなくその後も起動トラブルは続く。
起動を何度も試すと5回に1回は起動できることからこれで何とか凌ぎつつ、原因を探る日々。
2025/6/18
ついに一切起動できなくなる。
電源ボタンを押すとケースFANが回り、LEDなども点灯するが起動はできない。
Q-LEDはCPUが点灯、DRAMが点滅状態から進まない。
電源長押しで電源を切れる事からCPUはまだ死んで無いと考える
メモリの差し直しを含む各種作業の後、メモリが故障原因と断定しメモリの交換を進める
ここまでが過去記事にて記録した内容です。
記事1と記事2の方が手順や症状など詳しく書いてあります。
さて過去の私は6/18時点ではメモリの問題と考えてメモリの保証を用いた交換作業に入ったわけですが、今後どんどん話がおかしくなっていきます。
その後の話
メモリの交換手続きを進めながら他のパーツについてもできる限りの検証を続けていました。
メモリに問題あり。としながらも検証を続けた理由は兄のPCにて私のメモリをテストした時に正常起動できた事が気になっていたからです。
そして疑念の中、兄メモリを借りて再度検証をするとなんと起動できない。
数日前の検証では兄メモリなら起動できたことからメモリの故障を疑いだしたのに、その根本がひっくり返る事態に。
兄のPC上では兄メモリ、私メモリ両方とも正常に動く
私のPC上では兄メモリ、私メモリ両方とも起動失敗
結果メモリは原因ではない。壊れていない事に。
2025/6/20
こうなるともうCPUかマザーボードの二択になり、マザーボードのトラブルを疑う。
はっきりさせる為にはメーカーの検査が一番という事で、販売店のパソコン工房経由でASRockにマザボ修理を依頼。
ASRockのマザーボードには半年のピン折れ曲げ無償修理と2年の本体保証がついているのでこれを使って白黒つけようという訳でした。
パソコン工房にマザボを送る。
2025/6/24
パソコン工房からasrock b650e steel legend wifiをASRockの工場へ修理に送ったと連絡あり
2025/7/19
ASRockでの修理が終わり自宅にマザボが返ってくる。
できれば事前にメールで連絡欲しかった。急に送られてきてびっくり。
さっそく開けてみると特に検査証とか修理完了書とか無し。なにもなし。
ちょっとこれは驚いた。修理を行ったら何を修理したかを簡単にでも書いた紙1枚くらい入ってるものだけど、日本メーカーに慣れ過ぎか。
結果的に何を直したのか不明。そもそも何か壊れていたのかも不明。
外観から見て分かる事は初期BIOSバージョン番号を示すシールが剥がされている事からバージョンが最新に変えられている可能性あり。
だが他は不明。とにかく何かしたのか?しなかったのか?の報告書の類が皆無なのでわかる事は何もない。
動かしてみれば分かるだろ!という事でCPUとメモリを乗せてテスト開始
メモリはアマゾン交換してくれたメモリ
結果、症状改善せず。
Q-LED CPUが点灯、DRAMが点滅状態から進まない。
ASRockの工場から返ってきたマザボが壊れてるパターンは考え辛い、つまりCPUの故障で確定。
故障の発生から対処についてはここまで。
次章ではAMDのRMAについて書きます。
RMAの話をわざわざ一つの章を使って書くのは日本語情報が非常に少なく私自身が困ったので、備考録と後の人々の為になればと思い細かく書く予定です。
第四章へ続く(編集中)
「チラ裏114:PC故障の詳細と教訓 第三章」への1件のフィードバック